「馬の胎から生まれた少年」アディは、新教と旧教が争う三十年戦争の戦地を渡り歩きながら育った。略奪に行った村で国王にも金を貸すほど裕福な宮廷ユダヤ人の息子イシュアと出会う。果てない戦乱のなか傭兵となったアディは愛してはいけない女性に思いを寄せ、イシュアは権謀を巡らし権力を握ろうとする。二人の友情を軸に十七世紀前半の欧州を描く傑作歴史小説!
著者紹介
皆川 博子 (ミナガワ ヒロコ)
1930年生まれ。東京女子大学中退。’73年、小説現代新人賞受賞。’86年『恋紅』で直木賞受賞。’98年『死の泉』で吉川英治文学賞を受賞
著者紹介
皆川 博子 (ミナガワ ヒロコ)
1930年生まれ。東京女子大学中退。’73年、小説現代新人賞受賞。’86年『恋紅』で直木賞受賞。’98年『死の泉』で吉川英治文学賞を受賞