台湾有事どうする日本 | 拾書所

台湾有事どうする日本

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2021年3月、米国上院軍事委員会の公聴会で、米インド太平洋軍のデービッドソン司令官は
「6年以内に中国が台湾を侵攻する可能性がある」と証言した。日米の外務、防衛閣僚が集まった
「2プラス2」の共同声明でも「閣僚は、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調した」といい、
台湾危機を懸念する声が急速に高まっている。

中国が台湾に侵攻する日はほんとうにやってくるのだろうか。もし台湾有事が現実のものとなれば、
日本は対岸の火事ですますことはできない。日本と台湾はどう備えるべきなのか。8人の論客が、
防衛、政治、経済、日台間の民間交流の在り方を大胆に提言する。

目次
まえがき
江口克彦(一般財団法人東アジア情勢研究会理事長、元参議院議議員)

序章 次の100年に向け台湾と日本の民間交流をいかに強化するか
謝長廷(台北駐日経済文化代表処代表、元台湾行政院長)

第1章 日米豪印と英「拡大クアッド」の確立と台湾
河崎眞澄(産経新聞特別論説委員兼特別記者、元台北支局長)

第2章 日台が民主主義の発展で国際社会をリードするために
阿古智子(東京大学大学院総合文化研究科教授)

第3章 中国の海洋侵出を抑止する日台米間の安全保障協力
髙井晉(日本安全保障戦略研究所理事長、元防衛省防衛研究所図書館長)

第4章 台湾の地政学的地位と中国の統一戦略
樋口譲次(日本安全保障戦略研究所副理事長、元陸上自衛隊幹部学校長、元陸将)

第5章 米国インド太平洋軍の台湾防衛
小野田治(日本安全保障戦略研究所上席研究員、元空将)

第6章 李登輝総統が願った「日本版台湾関係法」の実現
早川友久(財団法人李登輝基金会顧問、李登輝元総統日本人秘書)

第7章 日台第1列島線同盟タスクフォースFICATの構築
立花聡(エリス・コンサルティング代表)

第8章 テクノロジーにフォーカスすべき日本と台湾の新外交戦略
李世暉(国立政治大学国際事務学院日本研究プログラム教授)

あとがき
河崎眞澄(産経新聞特別論説委員兼特別記者、元台北支局長)

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