美麗島プリズム紀行 | 拾書所

美麗島プリズム紀行

$ 290 元 原價 302
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ガイドブックじゃ物足りないあなたへ――。お洒落で美味しいだけじゃない!歴史と人に寄り添う紀行エッセイ
のんびりだけど、ちょっとやかましくて、熱くて篤い人々――。私たちのよき隣人を訪ねて、人気作家が「麗しの島」の東西南北を歩く紀行エッセイ第2集。「日本人」として米軍の爆撃を受けた記憶を語る医者の姉弟。日本人も台湾人も心底憎む「外省人」の老人。戦後に再建された神社で羽織袴・白無垢姿の結婚式を行う男女。歩き、語り、飲んで、食べて、はじめて見えてきたその素顔に迫る23編。

本文より
台湾は五十年間、日本の植民地だった時代がある。日本の敗戦と共に植民地統治が終わりを告げたとき、台湾で暮らしていた日本人は全員、日本に引き揚げてこなければならなかった。ことに台湾で生まれ育った「湾生」と呼ばれる人たちにとって、それは故郷を追われるということだった。もう二度と帰ることも叶わないとなったとき、離ればなれになってしまった友人や恋人たちは、同じ月を見上げることくらいしか出来なかったことだろう。そんな人々の思いというものを、このコロナの時代になって、改めて考えている。

目次
カバランからバックスキンへ/台湾最南端で台風に遭う/「日本語世代」それぞれの思い/映画の中の日本家屋/台北MRTに生かされる日本の技術/アクシデント/パイワン族・陳媽媽のしなやかさ/清き水が湧き、歴史が降り積もる町/端午節の一日・ドラゴンと猫/暑く、熱く、篤い街・高雄/ピンク色に引きずられた日/食器にこらずに縁起を担ぐ/祝日の過ごし方・お墓参りとバーベキュー/日本と縁の深い村に、再び立った新たな鳥居/客家の町で乃木希典の足跡を見つける 苗栗・南庄郷/外省人・二度と故郷へ戻れない老人の話/台北の新名所「呼吸する隠れ家」を実現した日本の技術/台南の冬・韓石泉氏ゆかりの場所で空襲の話を聞く/「魚」と「野菜」の一騎打ち・台湾総統選挙/鬼の月・今も大切にされている「七夕」の一日/八十代女性が七十年以上も心に抱いてきた疑問/あらゆる要素が融け合っている台湾の住宅/「布袋戯」──驚異的進化と大きな課題/あとがき

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