九州・琉球の戦国史:戦いの国から安全の国へ  | 拾書所

九州・琉球の戦国史:戦いの国から安全の国へ 

$ 1,748 元 原價 1,824
**到貨說明:此為客訂商品,讀者訂購後,商品將於21日工作天左右到貨。(以上預計到貨時間不包含假日且僅供參考,請以博客來寄發的取貨通知信函為準)

応仁・文明の乱から大坂の役まで、九州・琉球は大名や国人が中央も視野にいれた複雑な関係を築く一方で、大陸とも海を通じて緊密な交流をもち、その交易・流通は内陸の人々の生活とも深く関わっていた。さらに、各地に残る置文・家訓・掟は、領主それぞれの性格や、時代的推移・特色を示している。本書では九州・琉球における大名・国人の消長と相互の有機的な関係について段階をおって叙述しながら、慣習や信仰といった生活領域も含む全体の姿を総合的に分析する。

  【目次】
第一章 戦国時代の九州・琉球
1 日本図が語る九州・琉球
2 銭が語る戦国期の九州・琉球
3 石塔が語る地域との交流と秩序
4 九州・琉球の時間の秩序

第二章 応仁・文明の乱と九州
1 応仁・文明の乱直前の守護と琉球国王
2 応仁・文明の乱以前の国人
3 応仁・文明の乱と九州の領主たち
4 応仁・文明の乱と地域のくらし
5 応仁・文明の乱の終結と九州の諸領主

第三章 戦国の世の到来
1 明応の政変、「流れ公方」義稙と九州
2 九州北部の大名・国人の家督継承
3 島津家の家督継承と琉球
4 阿蘇・伊東・龍造寺氏らの国衆

第四章 大名・国衆の勃興と東アジアの転換
1 天文の戦乱と将軍・大名・国人
2 将軍らの大名・国人への栄典授与
3 寧波の乱と日明貿易の転換
4 三浦の乱と北九州の変動

第五章 覇者の登場と戦国の社会
1 大友義鎮の登場と大内氏の滅亡
2 島津貴久の家督継承
3 戦国大名の分国支配と領主・住人
4 大名の法と郷村の自治

第六章 西欧世界との接触と社会の変貌
1 石見銀山の開発と倭寇の頭目王直
2 鉄砲の伝来とその普及
3 キリスト教の伝来
4 東シナ海の変動と九州・琉球

第七章 「九州統合」戦争とその終末
1 大友氏の北九州支配の進展
2 島津氏の南九州三カ国への支配拡大
3 肥前の大名・国人の動向
4 耳川合戦と大友氏の退潮
5 沖田畷の合戦と島津氏の北上
6 豊臣政権の九州平定

第八章 豊臣政権の九州統治
1 九州合戦の戦後処理
2 国人一揆の平定
3 豊臣政権の全国統治政策と九州

第九章 豊臣政権の太閤検地と朝鮮出兵
1 九州の太閤検地の実態
2 豊臣政権と島津氏
3 文禄の朝鮮出兵
4 波多・大友・薩州家島津氏の改易
5 慶長の朝鮮再出兵

第一〇章 近世社会が生んだものとなくしたもの
1 関ヶ原合戦と九州
2 藩の城と領国の新たな経営
3 海外窓口の特定化と貿易支配
4 大坂の役と近世社会への転換

主要参考文献
おわりに
関係年表
人名・事項索引

Brand Slider