図解でスッと頭に入る紫式部と源氏物語 | 拾書所

図解でスッと頭に入る紫式部と源氏物語

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世界最古の長編小説ともいわれる『源氏物語』は、平安時代の宮廷を舞台に展開される主人公・光源氏と女性たちの恋愛模様を描いた物語で、今もなお多くの人に愛読される日本文学の古典である。だが、全54帖という長編ゆえに最後まで読み通すのは大変困難な作品であることでも知られている。本書はこの大長編小説『源氏物語』のあらすじと、作者・紫式部の人と生涯を図版と地図を豊富に用いながらわかりやすく解説した『源氏物語』の入門書である。

(本書の構成)
第1部 紫式部とその時代
紫式部の時代を俯瞰する(970年~1019年頃)
【平安時代を知るためのキーワード】
藤原氏/摂関政治/後宮サロン/国風文化/末法思想と浄土教
〔第1章〕平安時代の後宮生活
【後宮】平安文化の発信地となった七殿五舎/【後宮の人々】七殿五舎に暮らす帝の妃と女官たち/【後宮の仕事】中宮に仕える女房たちの職務とは/【年中行事】宮中の年中行事との関わり/【後宮の遊び】平安貴族の娯楽と、後宮で流行した物合わせ/【平安女性の恋愛と結婚】意外に奔放だった後宮の女性たち

〔第2章〕紫式部の生涯
学者の家系に生まれ、漢籍の知識豊富な女性へと成長/20歳ほど年の離れたいとこと結婚/夫の死を契機に自分の体験を一大小説へと昇華/『源氏物語』の評判を受け、藤原道長らが出仕を要請/文才を買われ藤原彰子の初産の記録係を申し付かった宮廷生活/皇子(のちの御一条天皇)の誕生後、出産の祝いが続く土御門殿/彰子の発案によって『源氏物語』の豪華本を制作/後宮の複雑な人間関係に心のうちを吐露する紫式部/同僚への批評や上臈への苦言を綴った『紫式部日記』/物語と家集で発揮された歌人・紫式部の才能/1013年の記録を最後に消息を絶つ

第2部 押さえておきたい『源氏物語』
〔第3章〕光源氏の青年時代―恋の旅路を歩む貴公子
【光源氏の誕生】帝の寵愛を一身に受けた桐壺更衣のもとに生まれる/【中の品の女】零落した女性との恋愛を繰り返し、北山で最愛の女性・若紫と出会う/【禁断の恋】義理の母・藤壺と夢のような逢瀬、その代償は帝への裏切りとなる/【紫の上との結婚】妻・葵の上の死と紫の上(若紫)との結婚/【破滅への道】発覚した禁断の恋… 弘徽殿女御の画策により暗転する光源氏の運命/【栄華への道】夢のお告げに導かれた明石で運命を変える女性と出会う

〔第4章〕栄華の頂点―位人臣(くらいじんしん)を極めた光源氏
【光源氏の教育】葵の上との子・夕霧の将来を考慮した光源氏ならではの子育て術/【六条院】復権した光源氏は四季に合わせて女性を配する王者の邸宅を建設/【玉鬘】光源氏までもが当事者となった玉鬘争奪戦/【栄華の頂点】太上天皇に准じる位を与えられた光源氏/【女三の宮の輿入れ】四十歳を迎えた光源氏、朱雀院の娘・女三の宮の降嫁が招いた波乱/【薫の誕生】女三の宮が内大臣の息子・柏木の子、薫を出産。密通が露見した柏木は病床に臥し、見舞いに来た夕霧は亡き友の妻・落葉宮に執心する/【紫の上の死】最愛の女性の死により、生きる希望を無くした光源氏が過ごす最期の一年

〔第5章〕宇治十帖―光源氏亡き後の世界
【薫】静けさが漂う源氏没後の世界、不義の子・薫は玉鬘との交流を深める/【薫の恋】光源氏の異母弟・八の宮の二人の姫君の姉、大君へのかなわぬ恋/【浮舟】八の宮の子で大君の異母妹・浮船に薫は大君の「人形」になることを求める/【恋の終わり】今上帝の子・匂宮との対抗意識が薫と浮舟の恋を終焉へと導く

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