1998年のデビューから2010年2月の個展「きゆ」までに発表された作品を多数収録し、これまでの集大成ともいえる作品集。山口藍の中核的な作品である“ふとんキャンバス”に始まり、近年の大型作品である“組立式壁画”など、さまざまな作品形態とその足跡を一覧できる。作家活動のひとつの区切りとして刊行される本書は、山口の魅力を存分に語る、充実の一冊となる。