安川寿之輔/著『福沢諭吉全集』21巻から、朝鮮・中国に関する発言を洗いだし、そこに貫流する蔑視と偏見、帝国主義的指向を直視することにより、丸山真男はじめ先行研究がつくりだした“福沢神話"を根底から打ち砕く問題作。