中村憲一/著・撮影
彦根城の桜をテーマに写真集を出そうと思う、と友人たちに話すと、
決まって「桜だけで本にできるの」と聞かれました。
お城の周囲(特別史跡内)は4㌔近くあります。
その内側に二重の堀があり、石垣沿いに桜が咲きます。
撮影ポイントはいくらでもあります。
ところが、天守までの城山登山に時間がかかることもあって、観光客の多くは、
城山全体をゆっくりと見て回る余裕がないようです。
ですから、あまり知られていない景色がたくさんあります。
私は高校まで彦根に住み、その後、進学・就職で45年間、彦根を離れていました。
高校が城内にあって、3年間お城に向かって自転車通学していました。
無意識のうちに彦根城の四季を見てきたように思います。
中でも桜の景色は圧巻です。
お堀周辺がピンクに染まります。
この景観は、全国どこのお城にも負けない、と私は思っています。
63歳で仕事を終え、彦根に戻って来ました。
ふるさとに何かお返しできないかと考えた時、
好きな写真で彦根城を記録したいという衝動にかられました。
「この景観をもっと知ってもらいたい。日本から世界へも発信したい」。
これが写真集の狙いです。
桜は青空が似合いますが、雨の日もあれば、黄砂が覆う日もあります。
ですから撮れる日は限られます。
納得いく写真は1シーズンに10コマも撮れれば良い方です。
写真集はカバー写真も含め、2010年から2016年までの7シーズンの63枚を掲載しました。
『作者介紹』
中村 憲一 (ナカムラ ノリカズ)
風景写真家。1947年3月、彦根市生まれ。1969年に朝日新聞社入社、徳島・高知・広島・滋賀で記者活動。その後、大阪本社で紙面編集担当の整理部記者などを経て2010年、近江八幡支局を最後に退社。生まれ故郷の彦根市へ戻り、彦根城など主に湖国の風景写真を撮り続けている。
2004年に全日本山岳写真協会に入会、年に一度東京で開かれる「全日本山岳写真展」の2008年展には「前穂を彩る」が東京都知事賞を、2013年展には「錦秋たけなわ」が環境大臣賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
彦根城の桜をテーマに写真集を出そうと思う、と友人たちに話すと、
決まって「桜だけで本にできるの」と聞かれました。
お城の周囲(特別史跡内)は4㌔近くあります。
その内側に二重の堀があり、石垣沿いに桜が咲きます。
撮影ポイントはいくらでもあります。
ところが、天守までの城山登山に時間がかかることもあって、観光客の多くは、
城山全体をゆっくりと見て回る余裕がないようです。
ですから、あまり知られていない景色がたくさんあります。
私は高校まで彦根に住み、その後、進学・就職で45年間、彦根を離れていました。
高校が城内にあって、3年間お城に向かって自転車通学していました。
無意識のうちに彦根城の四季を見てきたように思います。
中でも桜の景色は圧巻です。
お堀周辺がピンクに染まります。
この景観は、全国どこのお城にも負けない、と私は思っています。
63歳で仕事を終え、彦根に戻って来ました。
ふるさとに何かお返しできないかと考えた時、
好きな写真で彦根城を記録したいという衝動にかられました。
「この景観をもっと知ってもらいたい。日本から世界へも発信したい」。
これが写真集の狙いです。
桜は青空が似合いますが、雨の日もあれば、黄砂が覆う日もあります。
ですから撮れる日は限られます。
納得いく写真は1シーズンに10コマも撮れれば良い方です。
写真集はカバー写真も含め、2010年から2016年までの7シーズンの63枚を掲載しました。
『作者介紹』
中村 憲一 (ナカムラ ノリカズ)
風景写真家。1947年3月、彦根市生まれ。1969年に朝日新聞社入社、徳島・高知・広島・滋賀で記者活動。その後、大阪本社で紙面編集担当の整理部記者などを経て2010年、近江八幡支局を最後に退社。生まれ故郷の彦根市へ戻り、彦根城など主に湖国の風景写真を撮り続けている。
2004年に全日本山岳写真協会に入会、年に一度東京で開かれる「全日本山岳写真展」の2008年展には「前穂を彩る」が東京都知事賞を、2013年展には「錦秋たけなわ」が環境大臣賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)