本書は、吉田ユニの2007年から現在にわたる12年の活動を248ページに凝縮した作品集となります。 日本で最も活躍するアートディレクターの一人として、今までにラフォーレ原宿のキャンペーンビジュアルや、野田秀樹演出舞台、渡辺直美展のビジュアル、星野源、CharaなどのCD・DVDジャケットなどを手掛けるほか、Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO、KIRIN、LOWRYS FARMなどの企業やブランドからのオファーも絶えない吉田ユニ。2019年11月にラフォーレミュージアム原宿で開催された2度目の個展「Dinalog」には、約2週間で2万人以上の来場者が訪れました。 彼女の作品は創造力に富み、その独自の視点が鑑賞者に鮮烈なインパクトを残します。全70作品は、時に完全合成かと思うほどの驚きを与えながらも、その裏にある細部まで計算されこだわり抜かれた唯一無二の美意識を感じられます。