《漁港的肉子》
北陸の、とある港町。漁港の焼肉屋さんで働く、まぁるくて、元気すぎる大阪弁な母・肉子ちゃん。そして、クルミのような可愛い目、痩せっぽちな小学生・キクりんは、毎日を賑やかに生きている……。 最近、存在が気になり始めた同級生の二宮に隠していた本心を伝えたことで、少しだけ大人の階段をのぼったキクりんは、ひょんなことから母・肉子ちゃんの過去を聞いてしまう。これまで、気にはなっていたけど触れてこなかった<似ていない母>のことが頭をよぎる。そんなある日、激しい腹痛に襲われ、気を失ってしまう。思春期を迎えるキクりんが周囲の大人たちから教えられる本当の「家族」のカタチとは……感涙の完結巻!!