「食」をたどれば日本が見える!
NHKラジオ『カルチャーラジオ 歴史再発見』で放送された「食の流行から見る暮らしの近現代史」。
Twitterでも話題になった同番組を書籍化。
幕末の開国期から20世紀末にかけた、激動の明治〜昭和の3大洋食や外国からの新たな食文化や家庭料理の変化を描き、さらには平成以降のティラミスやナタデココといった懐かしいスイーツブームも。最近は、『孤独のグルメ』『きのう何食べた?』などの食にまつわるドラマや漫画も増えています。
そうした食のトレンドを、時代の変化や社会状況を踏まえながらわかりやすく解説。
これまで、外食やパン、家庭料理、家庭における家事シェアと女性の問題を、研究、執筆してきた著者ならではの、これまでにない食文化を横断した一冊になっています。
【目次】
第1章 幕末と「獣肉食」ブーム
第2章 あんパンに始まる、日本の菓子パン・総菜パン
第3章 大正時代の「三大洋食ブーム」
第4章 戦後〜高度経済成長期の「台所革命」
第5章 キッチンと料理の関係
第6章 一九七〇年代、外食のトレンドと女性たちの変化
第7章 一九八〇年代、「エスニック」料理ブーム
第8章 デパ地下の誕生と「男女雇用機会均等法第一世代」
第9章 平成のスイーツブーム
第10章 パンブーム〜日本人とパンの新しい関係〜
第11章 韓国料理の流行から見えてくるモノ
第12章 「食ドラマ」の変遷に見る時代の変化
第13章 令和に起こったご飯革命