毒を盛られ、この世を去ったはずの"狼領主"カイドは生きていた――。策略によって引き離されるも、再会を果たしたシャーリーとカイド。悪逆領主の娘として処刑された前世の記憶から、かつての恋人であるカイドの幸せを願って離れようとするシャーリーだったが、"お嬢様"と呼ばれていた頃の自分ごと見つめてくれるカイドを前にして過去と向き合い、胸に秘めていた想いを打ち明ける。 前世からの恋に決着を。そして共に生きる...