紀元四世紀、父・オシロワケ大王の名代で筑紫の奴国に遠征してきた皇子オウス(後のヤマトタケル)は、地元の豪族・川上タケルの砦攻略に悩むが、その娘・鹿文と出会ったことから活路を見出す……。伝説の英雄ヤマトタケルは、果たしてどのように生き、どのような足跡を残したのか。『ナムジ』『神武』に続く、著者渾身の古代史ロマンシリーズ第三弾、待望の文庫化!