人生初めてのキスは、甘くて甘くて涙がでてきた――想いが通じ合った有時とゆゆは、何度も愛を確かめるようにくちづけを交わす。キスして抱き合って、つながって…そのたびに唇からこぼれ落ちる「好き」という言葉。今まで以上に密着して触れる距離感も、相手の匂いが移った自分の肌も、全部が愛しくて恥ずかしくて…。交際がスタートしてからとろけるような毎日に幸せを噛み締めるふたり。だがその一方で、有時が両性具有者である...