小説家の駿は、沖縄の離島を離れ 故郷・北海道へ向かっていた。 島で出会った年下の恋人・実央を連れて。 かつて、幼なじみとの結婚式を ゲイだと言って逃げ出して以来、駿は実家とは絶縁状態でいたが、 父親が病気と聞き、一度帰ることにした。 迷惑をかけた実家に男の恋人。 駿にとっては気まずい帰省だったが、 親を亡くした実央には――。