內容簡介
特集言葉の力。
美術、詩、短歌、演劇、音楽、ラップ
ジャンルを横断する言語表現の現在地
言葉はつねに人々の営みとともにあるが、東日本大震災以降の日本において
言葉のありようは様々な変化を見せてきた。
SNSの普及やメディアの多様化といった状況は、
ネット上で短歌や詩を発信する若い書き手の登場や、日本語ラップの再ブーム、
言語表現を扱った美術展の増加などの芸術・文化の現象とも不可分であろう。
言葉の問題に向き合うアーティストや詩人といった現代の表現者たちの
取り組みを追うことで、諸刃の剣ともなる言葉の力について、いま改めて考えたい。
SPECIAL FEATURE
言葉の力。
美術、詩、短歌、演劇、音楽、ラップ
ジャンルを横断する言語表現の現在地
PART1 PERSPECTIVE 2010年代の言葉
[巻頭座談会]
穂村弘×柴田聡子×保坂健二朗
変わる時代、変わる言葉、あるいは変わらないもの
PART2 PLAYERS 言葉を手繰る人々
TOLTA
いぬのせなか座
毛利悠子×大崎清夏
川上未映子×藤田貴大
俳句についてのメモ ラファエル・ローゼンダール=文
言葉の「揺らぎ」と「強さ」をめぐるアート9選 石谷治寛=文
PART3 PLACE 言葉が紡がれる場
韻律の信仰
共同体をめぐる日本語ラップの試み 荏開津広=文
志人
GOMESS
高山明/Port Bが語る、劇場と言葉
誌上ワークショップ:短歌をつくってみよう。
斉藤斎藤=講師
谷川俊太郎展
ESSAY
散文を恐れている 千葉雅也=文
吠えるか、吠えらんねえか。
──清家雪子『月に吠えらんねえ』について 川口晴美=文
共感への公然たる抵抗を考える 松井茂=文
[綴じ込み付録]
現代詩アンソロジー
認識の積み木
いぬのせなか座=編集・解説・デザイン