內容簡介
特集ポスト・パフォーマンス
美術、演劇、ダンスが交差する新たな領域
特集では、今日のアートにおいて新たな批評性をもちうる
パフォーマンス表現が重層的に存在する状況を「ポスト・パフォーマンス」と呼び、
これらの表現を様々な角度から検証する。
過去、アートの文脈で語られてきたパフォーマンスという言葉は様々な振れ幅を持ち、
一義的に語ることはできない。
例えばそこでは、観客は作品を鑑賞するだけでなく、
アーティストが仕掛けたアクションに参加することで作品が成立したり、
作家から個の身体性が切り離され、第三者の身体そのものが作品になったりする。
。 特集「ポスト・パフォーマンス」として、時間と空間が限定されたなかで立ち現れる作品や、
美術館においてパフォーマンスや身体を用いた作品を発表する作家たちの思考に迫る。
また同時に、演劇の分野で注目される新しい表現形式や、劇場における新たな試みを探る。
そして、それらの表現の見方を再発見することを目指す。
SPECIAL FEATURE
ポスト・パフォーマンス
美術、演劇、ダンスが交差する新たな領域
PART1 共振する演劇/パフォーマンス/アートの表現者たち
岡田利規(チェルフィッチュ)
マリア・ハッサビ/アンネ・イムホフ/マーク・テ/笹本晃/村川拓也
アーティストファイル
アンセア・ハミルトン/イヴォ・ディミチェフ/ケトリー・ノエル
シグナ/エミリー・ジョンソン/クリストフ・シュリンゲンジーフ
リミニ・プロトコル
アレクサンドラ・ピリチ/関川航平
REPORT
Port B 「新・東京修学旅行プロジェクト」ワ ークショップ・レポート
「亜女会」の活動から考える社会と演劇の多様性 対談:羊屋白玉矢内原美邦
PART2 パフォーマンスの最前線をひもとくキーワード
コラム1:パフォーマンス小史
コラム2:民俗芸能を「習う」プロジェクト
コラム3:ベルリンの大劇場、ディレクター退陣をめぐって
PART3 美術館/劇場でいま何が起きているのか?
境界を超えて進むパフォーミング・アーツの現在
高嶺格×相馬千秋×橋本裕介
論考
ヨーロッパ演劇の諸傾向──主観的な寸評
マックス=フィリップ・アッシェンブレンナー=文
パフォーマンス以後のパフォーマティヴィティについて
田中功起=文
美術館におけるダンスの危機と可能性:テート、ニューヨーク近代美術館、ホイットニー美術館(抄訳)
クレア・ビショップ=文 大森俊克=翻訳