「20世紀から21世紀へ」この転換期に対応すべき社会科学の任務は極めて重い。だが、現実は「パラダイムの転換」叫ばれるわりには社会認識の地平は混迷を深めるばかりである。その流れの一つに近代西欧的思考方法および近代科学の価値尺度に立脚する社会科学方法論に対する再考と転換があげられるであろう。かかる状況下で、欧米先進諸国において従来の視点とは異なる本格的な「東アジア企業のビジネスモデル」が活発化しはじめている。